■ニュースメディア
■ニュースタイトル
■ニュース掲載・報道日
2021年10月6日
■フェイク箇所
10月4日、岸田文雄氏が衆参両院本会議で第100代の内閣総理大臣に指名された。同日に組閣された岸田内閣は「全員野球」をキーワードに、コロナ対策や格差是正に取り組んでいく。
そんな岸田首相について、いま政策と同様に注目を集めているのが腕時計だ。ツイッターで《セイコー アストロン 価格:約33万円》とつぶやかれたことで、この金額が高いのか安いのか論争が起きているのだ。
《この時計代だけで、特別定額給付金3人分を超える》
《33万円て一国の首相が着けるには安いくらいじゃないの!?》
《逆に言うと岸田総理には腕時計の値段以外、罵る点がなかったとも言えるよね》
などと、さまざまな意見が飛び交っている。
そもそも時計は本当にアストロンなのか。本誌がセイコーに確認したところ、「ネットで話題になっていることは把握しておりますが、個人情報なのでアストロンかどうかはお答えできません」とのこと。
そこで、本誌が腕時計の写真を確認すると、おそらく世界限定7000本のアストロンSBXB001だと推測できた。2014年に発売され、本体価格は30万円。当時の消費税8%を加算すると33万円弱となる。
岸田首相の腕時計について、政治ジャーナリストがこう語る。
「初代が1969年に発売されたセイコーの『アストロン』シリーズは、2012年にGPS搭載モデルが登場しました。一般的な電波時計と異なり、電波が届かない場所でも、GPS情報から自動的に現在地の時刻に修正されるそうです。
岸田さんは、2012年12月、外務大臣になったとき、このモデルを購入しています。そして、2014年11月、初の中国訪問を前にいまのモデルに買い替えました。
これまでも安倍元首相が3500円のカツカレーを食べただの、菅前首相が3000円のパンケーキを食べただの、有権者は政治家の庶民感覚に敏感です。
岸田さんの時計が高いは安いかはなんとも言えませんが、海外の高級時計ではなく、『国産品を訴えたい』という思いが強いのでしょう」
本誌は広島県にある岸田事務所に話を聞いた。担当者によると、岸田首相は外務大臣を務めた2012年ごろから腕時計にこだわりを持ち始めたという。
「外務大臣に就任してから、腕時計を新調したという話は聞きました。アストロンかどうかはわかりませんが、(アストロンなら)外務大臣として世界のどこの国に行っても、日本との時差が常に正確にわかるじゃないですか。特に高級志向があるわけではなく、時間に正確を期すということだと思います」
はたして、33万円の腕時計は庶民的なのか。手腕の前に、腕時計が話題になった岸田首相だった。
■フェイク理由・ソースURL・その他
この記事の汚いところは、最初に岸田総理の時計避難投稿をしたのが2019年に立憲民主党から参議院選挙の岐阜県選挙区に立候補した司法書士・梅村慎一氏だということを隠していること。「有権者は庶民感覚に敏感」なのではなく、「ベンツに乗っていた野党候補者が私費で購入した30万円の時計を『高価』だと誹謗中傷している」のが正しい。
こんな記事を書くのも、マスコミ自身が「国民の知的レベルが低い」と馬鹿にしているから。「庶民感覚から遠い」のは、マスコミの方。
ネットのコメント---------------
・立憲民主党の枝野代表のロレックスは給付金何人分かツイーああいう物言いが通るなら「司法書士って素人でもネットで調べて作れる書類の作成で10万とか取るよねー」とか言われてもしょうがないんじゃね?因果は巡るんだよな。
・麻生のバーで批判、菅のパンケーキで批判、岸田の時計で批判??? この、醜い欲情を正当化する思想こそが、もっとも危険なもの。
・普通に考えれば、一国の首相の腕時計が安物であるほうが問題視されるだろう。セイコーへのネガティブキャンペーンも兼ねている。本当に卑しい。
・岸田首相のセイコーアストロン。クオーツで日本の時計が世界を席巻するきっかけとなったブランド。GPSモデルは国内標準電波でなく衛星で補正するので、海外でも使用できて地方時間に自動的に修正される機能がある。しかもソーラー。外務大臣の時に買ったのは納得。装飾品でなく機能のお値段。
・岸田さんがどうこうというよりも、きちんとした技術で作られた時計や、工芸品などはそれなりのお値段はしますし、それらを買う人がいないと、技術が継承されなくなってしまいますので、余裕がある方は、どんどん良いものを買っていただきたいと思っております。
・岸田首相が33万円の時計して批判されてるけど日本のトップなんだからその10倍くらいのものを持ってても良い。この期に及んで、「皆平等に貧しくなる」思想を持っている政治家がいる事に驚き。分けるお金を平等にするのではなく、全体が大きくなって一人一人の取り分が大きくならないと意味が無い。
・ベンツ乗りの司法書士の梅村慎一さんが首相の時計を批判した件に関して、わたしも1000万円超のヨット持つ人から「10万円もする自転車は贅沢すぎる」と批判されたことあり、他人の趣味の価値ってわからんものだとつくづく。
・国家のトップが国産33万を10年使ってるってすごく好感が持てると思うよ。それに偉い人はドレスコードが必要なところにも頻繁に参加するでしょ?
そこにGショックとかだったらマナー違反でしょ。
・立憲民主党は日本共産党と合体してからより一層「みんな一緒に平等に貧乏になりましょう!※偉大なる党幹部は除く」の思想に加速がついてきましたからさもありなんですね。
今はしれっと鍵垢になっていますけどいったいどうしたのでしょうか?
・一国の首相の私物を自分の稼ぎと比較して高いだ安いだ言うことに一体何の意味があるのでしょうか?
そんなに高い安いの論争をしたいのなら、国会議員が着けてる時計のランキングでも作ってみては。
こんなくだらない記事のために、問い合わせされたセイコーや岸田事務所の人達の貴重な時間を消費した事を筆者は恥じるべきです。
・ドレスコードって知ってる?海外では、靴や時計で家格や身分を判断されることもあり、映画で腕時計から守衛に身分がバレそうになるというシーンすらあるくらい。欧州で貴族の時計と云えば、最低でも300万円を超えるパテックフィリップやAPなどで、ローレックスすら労働者の時計ですよ。
誰が時計批判tweetをしたのか?
メディアが伝えるべき情報
■検証記事
------------------------ SEVENTIE TWO 2021.10.5
さて、岸田氏のファッションで目につくのは、なんといっても左手の時計である。セイコーの「アストロン」だ。2012年9月に誕生した世界初のGPSソーラーウォッチである。ダイヤルに太陽光が当たると自動でGPS衛星電波受信を開始。受信した時刻情報に対してわずかでもズレがあれば正確な時刻に修正する。岸田首相はこのアストロンを2012年12月の外相就任を機に購入した。購入価格は30万円前後と推定される。国を代表する首相や外相が「ロレックス」とか「パテック フィリップ」を着用していたのでは世界で笑われるだろう。このいかにも日本らしいクオーツ時計に精巧なメカニズムと省エネテクノロジーを搭載した「アストロン」を着用する岸田首相のセンスは悪くない。そういうセンスを政治の世界でも是非発揮していただきたいものだ。
■検証記事
-------------------- Share News Japan 2021.10.6
「安倍元首相が3500円のカツカレーを食べただの、菅前首相が3000円のパンケーキを食べただの、有権者は政治家の庶民感覚に敏感」なら、悪夢の民主党政権の菅直人元総理のときは「庶民感覚が麻痺」していたのかな?
----------------- 記事引用
あたしもこれまで何十年もこの人を見てきたけど、マーケティングができてないから、ファッションに統一感もなければ、らしさもない。出馬会見のジャケットに膝丈スカートと黒のハイヒールもそうだけど、いかにも女性議員らしいのはこう、おじさまたちにかわいがられる私はこう……みたいな自分勝手な思い込みで、取っかえ引っかえ服を変えてるだけじゃないのかね。
ちなみに服だけじゃなく、どんな分野でもセンスのいい人が必ず持っているのが、この客観的視点だよ。リーダーもそう。たしかにこれじゃ、町内会のバス旅行の幹事だって無理。ましてや総理大臣になろうだなんて、勘違いもいいところだって。まずはその髪形からイメチェン、人様から見て感じのいいご自分に改造してから、出直されては?
■評価は……?
3DON! 「初の女性総理ならお粗末すぎ?」 (週刊朝日)
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高市さんのファションに罵詈雑言のドン小西さんにドン引きです・・・・・
きっと、ドンコに試算を納得させるのは、国会議事堂でファッション誌撮影するρ(・・。) 蓮舫大臣くらいの「客観的視点」が必要なんでしょうか?
漫画「島耕作」のワンシーン 時計も身だしなみの1つ
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