■ニュースメディア
■ニュースタイトル
■ニュース掲載・報道日
2020年10月3日
■フェイク箇所
橋下徹(元大阪市長・弁護士・番組レギュラーコメンテーター):
高市早苗さんが、靖国問題で議論した時に、中国にある日本企業は、どんどん中国から移転していくから大丈夫だというような話をしていた。通常の中国市場との関係をどう考えるのか。
(中略)
橋下徹(元大阪市長・弁護士・番組レギュラーコメンテーター):
高市さんは(総裁選で)、『中国との取引などなくなっても、靖国参拝行くのよ』というように言っていたので、心配だったのだが。
■フェイク理由・ソースURL・その他
高市さんが出演された日曜報道を全て見たが、「中小企業は中国から出ていくから大丈夫」等とは一言も言っていない。それに、総裁選で勝利したのは岸田さんで、回答者の甘利さんも岸田内閣の立場で経済安全保障について答えている。そこに、高市さんの発言を持ち出すだけでも不自然。さらに、高市さん本人が不在の場で、高市さんの発言を脚色して問いかけ、自分の望む回答を引き出そうとする姿勢は、(日本のメディアで頻繁に行なわれているが)もちろん放送法第四条違反である。
高市さんの出演回に、論戦を仕掛けて論破されたり躱わされたりした相手に対してこれをやると、『公共の電波を使って、以前議論して負かせなかった相手を貶めてやろう』という魂胆があったと受け止められかねない。映像を記録しておける昨今、虚偽情報の発信は自分の首を絞めるだけだと理解すべきだろう。
しかし、どうしても解せないのは、なぜ橋下氏はこれだけ靖國参拝に拘るのか?信教の自由に基づく他者の行為に、どうしてこうまで介入しようとするのか?こうしたマスコミの姿勢が、外交問題にしているのではないのか?そもそも、中曽根内閣で朝日新聞が大騒ぎするまで、中韓共にまったく文句を付けてこなかったのだから・・・・・
なお、チャイナリスクが欧米で取上げられる中で、中国への進出企業はリスクヘッジしている筈。ただ、報道しない自由で中国に進出するリスクを画された状態で、日経を始めメディアが中国進出を焚き付けた背景があるので、単純に侵出企業の自業自得とは言い切れない面がある。こういう点でも、欧米並みのメディアの正常化が必要だと思う。
※ FNN 日曜報道 THE PRIME 2021.9.26
"首相候補"の決断 「靖国参拝」どう判断
橋下徹
「中国が色々言って、中小企業の利益が害されても政治信条を貫くのか」
高市早苗
「日本も空襲を受け、原爆も落とされたが相手国の戦死者に敬意を表している。お互いがそうすべきだという事を【世界の常識にすべき】という発信を私はさせて頂きたい。外交問題にすべきじゃない」
■参考記事
--------------------------- tweet 2021.10.3
FNN 日曜報道 THE PRIME
高市早苗氏と橋下徹氏が出演した回(公開分のみ)
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