報道されない「チャイナが日本に遵守を求め続けている『4つの原則的共通認識』」

■ニュースメディア

テレビ東京のライブ中継を除く

 ネットメディアを含む全ての国内メディア

※ 産経新聞夕刊フジiRONNAで解説記事を掲載

 

 

■報道すべき事態が生じた日時

 2020年11月24日

日中外相会談

 茂木敏充外相と王毅国務委員兼外相の共同記者会見

 

 

 

■フェイク箇所と隠蔽された事実

 『4つの原則的共通認識』の隠蔽報道を推薦します。

 去年の5月から、尖閣にからめて、日本を批判するときに使い始めました。以前は尖閣は関係なかったと思います。

 日本のメディアは全滅です。ただし、テレビ東京のライブ中継の同時通訳もしっかり日本語で解説していました。日本で、『4つの原則的共通認識』という言葉を流したのは、テレビ東京だけだと思います。

 実際、王毅外相は、日本に3点希望しています。

・1点目は、双方が中日が達した『4つの原則的共通認識』を適切に遵守すること。

・2点目は、敏感な海域において事態を複雑化させる行動を避けること。

・3点目は、問題が起こった場合は、迅速に意思疎通を行い、適切に処理するということだ」と述べた。

 重要な1点目を日本のメディアは報道していません。

 中国側のメディアが発信する記事には、毎回「4つの原則的共通認識」が記載されています。

 外務省は「中華人民共和国 日中関係の改善に向けた話し合い」で「双方は,日中間の四つの基本文書の諸原則と精神を遵守」を「意見の一致をみた」と書き、外相が共同記者会見でも反論しない。海上保安庁は「尖閣諸島への日本人の上陸」と「尖閣諸島近海での漁業行為」を認めない。これらの姿勢は中国共産党から、『4つの原則的共通認識』に基づき「日本政府は沖縄の主権を手放したことを態度で示した」と受け取れます。少なくとも、国際社会に対してそう主張するでしょう。

 そういう事実をまったく報じないマスコミは、沖縄が中国に侵略されるのを支援しているのと同じです。

テレビ東京  2020.12.3

 解説は無かったものの、日本メディアで「4つの原則的共通認識」を報じた唯一の番組

一方、中国製のメディアは、事ある毎(ごと)に「4つの原則的共通認識」を日本側が遵守するよう求める記事を掲載している。

■検証記事
----------------------  外務省のホームページ

日中関係の改善に向け,これまで両国政府間で静かな話し合いを続けてきたが,今般,以下の諸点につき意見の一致をみた。

 

1 双方は,日中間の四つの基本文書の諸原則と精神を遵守し,日中の戦略的互恵関係を引き続き発展させていくことを確認した。

※ 外務省は、中国側のいう「4つの原則的共通認識」が「尖閣、沖縄を放棄せよ」だと理解して、「意見の一致」をしたのだろうか。だとしたら、沖縄の主権放棄を中国に対して認めたことになる。平成28年10月20日の外交防衛委員会で参議院議員山田宏委員の「清国の要求をはね除けた寺島外務卿の時代と今と繋がった外務省の見解をまとめて欲しい」との質問に、岸田外務大臣は「何が出来るか考えたい」としか答えていないが、沖縄を中国共産党に明け渡すのか否か、外務省はキチンと方針を示すべきである。


日本のマスメディアが出したほぼ唯一の「4つの原則的共通認識」についての詳細記事

■検証記事
--------------------  夕刊フジ 2020.12.10

「尖閣、沖縄を放棄せよ」中国王毅外相“暴言”の真意 

「四つの原則的共通認識」という言葉に注目・警戒

日本沖縄政策研究フォーラム理事長・仲村覚氏が解説

■検証記事
----------------------  iRONNA 2020.12.10

外務省は知らぬふり!

王毅「尖閣暴言」に隠された狡猾ロジックの全貌

 

※ iRONNA 2020.7.3

 魔の手は尖閣から沖縄へ、中国が仕掛けた「共同声明」の罠

にも詳細記事が掲載されています。


尖閣諸島における

中共の法律戦、歴史戦へのエスカレーションリスクの分析

中国が日本に要求する

「4つの原則的共通認識」の罠

一般社団法人日本沖縄政策研究フォーラム

中国が日本に要求する「4つの原則的共通認識

の解説動画

-------------------------  衆院第2議員会館 2021年2月17日

「尖閣諸島の早期実効支配を 求める緊急国民集会」

 「4つの原則的共通認識」の解説

(日本沖縄政策研究フォーセム 仲村覚理事長)

 大東亜戦争後の国共内戦が終わってから、支那共産党との戦争は始まっていますね。大敗北が昭和47年の日中共同宣言で、そのあともずーと負けっぱなしで、崖っぷちです。

 もし、国会議員の過半数が尖閣諸島への日本人の上陸を支持していても、それが実現できないとしたら、日本の主権を侵害する何らかの力が働いているということではないでしょうか?

それは、すでに主権侵害されている、つまり侵略または占領されているということです。

-------------- 国民の知る権利を守る自由報道協会  2020.9

第四回フェイクニュース大賞の中間発表(仲村覚理事)

 これは読売新聞のみならず、朝日新聞や毎日新聞は勿論、産経新聞でさえ記事に掲載しない「中国政府が主張する『4つの原則的共通認識』」が抜けている点である。中国側の記事には、毎回「4つの原則的共通認識を遵守」「4つの原則的共通認識、中日関係打開の必要条件」等としつこく提示されている。

 外務省もホームページで「中華人民共和国 日中関係の改善に向けた話し合い」の中で「双方は,日中間の四つの基本文書の諸原則と精神を遵守し,」と書いているにも拘わらず、「4つの原則的共通認識」について一切の説明がないが、中国の求める「琉球再議」と同じで「沖縄の主権を放棄しろ」であることを認識しているのか?


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