■ニュースメディア
■ニュースタイトル
■ニュース掲載・報道日
2020年8月13日
■フェイク箇所
【ウィーン共同】
東欧4カ国を歴訪中のポンペオ米国務長官は12日のチェコ上院での演説で、中国共産党の脅威を強調し、欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)との連携を強め、対中包囲網の形成に意欲を示した。中国に関与しながら民主化を促す歴代米政権の政策からの転換を改めて印象付けた。中国の反発は必至とみられる。
ポンペオ氏は、中国共産党がマルクス・レーニン主義に基づく党の方針を最優先にしており「自由主義社会に被害妄想を抱いている」と批判。新型コロナ感染症を巡る中国の隠蔽疑惑にも言及し「中国共産党はうそをつき、真実を語る人々を消し去っている」と非難した。
■フェイク理由・ソースURL・その他
共同通信の記事からは、ポンペイオ米国務長官が「『プラハの春』で民主化運動を共産党の戦車で蹂躙されたチェコスロバキア」を訪れ、「(天安門で民主化を求める学生達を戦車でひき殺した)中国共産党の脅威」を訴えた意図がまったく伝わってこない。また、「中国共産党(CCP)の脅威」が「武力だけでなく経済力を駆使する点」を演説で強調したことにも触れていない。親中系の多い経団連を後押しするために、中国共産党による経済を使った侵略行為を日本の読者には知らせたくないのであろうか?
西村幸祐審査員による共同通信の駄目記事「添削」講座
【添削】彼は、なぜチェコへ?
— 西村幸祐 (@kohyu1952) August 13, 2020
8/12、米ポンペイオ国務長官はチェコを訪れ上院で演説。「 CCP(中国共産党)はロシアより大きな脅威。彼らの脅威は戦車や機関銃でなく経済力で他国を脅迫する。CCPは嘘をつき真実を語る人々を消滅させる。CCPの世界支配を終わらせる我々は我々自身の運命の作者」と言った pic.twitter.com/VyJmsqD99i
またプラハのシナ大使館を訪問後、心臓発作で死亡したクベラ前上院議長の遺志を継ぎ、ビストルチル上院議長が8月下旬に約90名の代表団を率いて台湾を訪問する予定だ。ポンペイオの今回のチェコ訪問にはそれだけの意味が。52年前にソ連の戦車に踏みつぶされたチェコは、今ロシアとCCPと対峙している。 pic.twitter.com/28yYeHeMg2
— 西村幸祐 (@kohyu1952) August 13, 2020
「中国の脅威」を解説する書籍
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