■ニュースメディア
■ニュースタイトル
■ニュース掲載・報道日
2015年7月17日
■フェイク箇所
私たちは、平成の時代に生まれた。生まれた時、すでにバブルがはじけていた。小学校の時、突然、「ゆとり世代」にさせられ、イラク戦争が起きた。中学生の時、リーマンショックがやってきた。高校生の時、東日本大震災に遭った。大学生の時、2度目の安倍内閣ができた。
そして、大学院生の今、自分の国が70年前の教訓と民主主義に別れを告げようとしている。
私たちは「捨て駒」としてこの世に生まれたのか。少子高齢化の今、私たちは増え続ける高齢者と傾き続ける経済を「ゆとり世代は駄目だ」と言われながら支えなければならない。若者たちの生活は保障されていないのに、たくさん子どもを産み育てろ、という。
■フェイク理由・ソースURL・その他
朝日新聞の記者が書いた「読者投稿を使った思想誘導」だろうか?
そう考えた根拠は、学齢と年齢のズレである。
投稿者が小中高大のときに起こったという事象は、イラク戦争 勃発
2003年3月20日、リーマンショック
2008年9月15日、東日本大震災
2011年3月11日、第二次安倍内閣
2012年12月26日 になる。
読者投稿の掲載の2015年7月に満22歳だったとすれば、生年月日は1992年7月後半~1993年7月前半と考えられる。
1993年4月1日までの生まれなら、小学校卒業は2005年3月、中学校は2005年4月~2008年3月、高校に現役で合格していれば2008年4月~2011年3月、大学も現役合格していれば留年無しで2011年4月~2015年3月、そして大学院に2015年4月に入学して2015年7月で22歳になる。その場合、中学生の時にリーマンショックは体験できない。
1993年4月2日以降の生まれなら、小学校卒業は2006年3月、中学校は2006年4月~2009年3月、高校に現役で合格していれば2009年4月~2012年3月、大学も現役合格していれば留年無しで2012年4月~2016年3月となるので、それぞれの4年生の大学なら2015年7月の時点で大学院生になっていない。1999年に改正された学校教育法施行規則でも、大学院入学資格は年齢22歳以上と規定されているので1993年遅生まれでは2015年に大学院の入学資格を満たしていない。
つまり、投書の内容は大前提においてフェイクである。
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