■ニュースメディア
■ニュースタイトル
■ニュース掲載・報道日
2020年7月23日
■フェイク箇所
アメリカのトランプ政権が南部・テキサス州ヒューストンにある中国総領事館を閉鎖するよう突然、要求し、中国が猛反発しています。
アメリカ国務省は21日「アメリカの知的財産とアメリカ人の個人情報を保護するため」として、テキサス州ヒューストンにある中国総領事館を閉鎖するよう中国側に要求しました。
ポンペオ国務長官「中国共産党は知的財産を盗もうとずっと試みている。我々はアメリカ国民と国の安全保障を守るため行動していく」
また、国務省は、「中国が全米で行っている違法なスパイ活動と世論への工作活動」がここ数年、急増しているとして対抗措置だとしています。
中国メディアは、アメリカが72時間以内の退去を求めていると報じています。
こうした中、中国総領事館の敷地内で、文書などが焼却される様子も見られ、現地の消防隊も出動するなど総領事館の周囲は騒然としました。中国政府は猛反発しています。
中国外務省報道官「中国政府は強く非難する。アメリカが直ちに誤った決定を撤回しなければ中国側は必ず正当かつ必要な対抗措置を取ることになる」
中国外務省の報道官はこのように述べ、報復措置を取る可能性も示唆しています。
■フェイク理由・ソースURL・その他
ヒューストンの中国領事館がアメリカ国務省によって「突然の閉鎖命令を受けた」のは、「大規模なスパイ活動や情報工作などの違法な工作活動に対する制裁措置」だが、「知的財産と個人情報の保護」という抽象的な言葉だけで暈(ぼ)かされている。さらに、閉鎖命令が出され領事館員がスパイ活動等の証拠となる書類を燃やし、駆けつけた消防車や消防隊員の入館を拒否した事実も、「文書が焼却」と一般の視聴者には分からないような曖昧な表現でしか報じていない。
事態の切迫さが全く伝わらない、報道と呼ぶにはお粗末なものだ。
これが報道か?なぜヒューストンのシナ領事館が米国務省に突然の閉鎖命令を受けたのか?しかも閉鎖命令が出されると領事館員が書類を燃やし出し、消防車が駆けつけたが入館を拒否された。それも報じていない。何度も書いたように米中戦争と第三次世界大戦はもう始まっている。https://t.co/KlReVvWu6M
— 西村幸祐 (@kohyu1952) July 22, 2020
一般の通行人を殺傷しようとして刃物を持っていた犯人に、警察官が襲われ警告発砲した事件を伝える報道
■検証記事
--------------------- twitterより引用
シナ領事館員は火曜夜の決定で中庭で文書を燃やし始めた。消防士の立ち入りは許可されず。国務省は「米の知的財産を保護するためにこの領事館を閉鎖」と。上院情報委員会の会長代理を務めるマルコ・ルビオ氏は、「中国のヒューストン領事館は巨大なスパイセンターだ」と語ったhttps://t.co/coqsvOGCsH
— 西村幸祐 (@kohyu1952) July 22, 2020
昨夜7月22日20時過ぎに産経が報じた記事が最もよく内容を伝えていた。日本のメディアで一番だ。驚くのは共同通信の貧弱な記事だ。Yahooニュースももっと拾えるはずなのに情報量は多くない。https://t.co/mM99BzATyk
— 西村幸祐 (@kohyu1952) July 22, 2020
■検証記事
---------------------- 産経新聞 2020.7.22
産経新聞の記事では「閉鎖要求は中国の違法な工作活動に対する事実上の制裁措置である」と明記し、「消防が出動したが館内への立ち入りを拒否された」ことも記載している。
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