ρ(・・。) 隠蔽は早い
■ニュースメディア
■ニュースタイトル
「業務用スーパーの意外な利用法」
■ニュース掲載・報道日
2019年3月15日
■フェイク箇所
放送が始まったのは午後5時36分。画面に映ったタイトルは「特集 愛の告白にダイエット… 客を追跡!業務用スーパーの意外な利用法」だった。
内容を具体的にご紹介しよう。最初に登場したのは47歳の主婦。店内で大量の焼きそば麺を購入する姿をカメラが捉え、ディレクターが「焼きそば屋さんですか?」と声を掛ける。主婦が「違います」と笑顔で否定して取材が始まる。
主婦と夫、5人の子供に祖母という8人家族なのだが、長男が3人の子を持つ女性と結婚。更に長男夫婦にも長女が生まれたため、家族は13人に増えた。そのため大量の焼きそば麺を買ったという。
2人目は36歳のシングルマザー。8歳と5歳の子供に“はじめてのおつかい”をさせる姿が放送された。業務用スーパーを選んだ理由を「自分は常連客で子供が店に慣れており、低価格のため買い間違いが起きても腹が立たない」と説明した。どことなく、宣伝臭を感じるコメントだ。
3人目は47歳のアルバイト男性。1キログラム入りのサラダを2袋購入して帰宅。さっそく「ポテトマカロニサラダ」の封を切るのだが、以前に食べると、その直後に恋人ができるという幸運に恵まれたという。
現在、男性は職場の同僚女性に交際を申し込もうと考えており、験担ぎのためにサラダを購入したと説明。食べ終わるとカメラは上野駅で男性が女性に告白する場面を隠し撮るのだが、女性には断れてしまう。失恋した男性はカメラに「コスパのいい、おいしいもの(註:サラダ)を食べられたので、それでいいです」と、なぜか商品を絶賛して終わる。
最後の4人目として出演したのは、冷凍と生のブロッコリーを大量に購入した28歳の女性。歌手になるという夢を持ち、ブロッコリーダイエットに励む姿が紹介された。
「会見でテレビ朝日は、買い物をしていた3人の女性と1人の男性、そして男性が告白した女性を加えた合計5人がディレクターの知人だったと発表しました。ディレクターは俳優養成所で講師も務めており、5人のうち4人が生徒。いわゆる“仕込み”だったわけですが、ディレクターは調査に『知人なのに初対面を装った』ことは認めたものの、『撮影日を教えたが、ロケ内容の打ち合わせも、現場の指示も行っていない。5人と業務用スーパーに報酬も払っていない』との弁明も行ったそうです」(同・記者)
[デイリー新潮 2019.10.25 より引用]
■フェイク理由・ソースURL・その他
「会見の内容を要約すれば、『ディレクターが知人に「取材を行う」と声をかけただけ』となります。しかしVTRを見れば、出演者が演技をしているのは明らかです。何よりドラマチックな展開が多すぎます。サラダを買った男性客に取材を依頼したら『女性に告白するための験担ぎ』と説明したわけです。こんなこと、普通はあるわけないですよ」」
(by スポーツ新潮)
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