朝日新聞「反移民の催し「明確にヘイト」 大村知事、法的措置も」

■ニュースメディア

朝日新聞

 

■ニュースタイトル

反移民の催し「明確にヘイト」

 大村知事、法的措置も

 

■ニュース掲載・報道日

2019年10月29日

 

■フェイク箇所

 ウィルあいちを含む県の各施設の利用要領には、「不当な差別的言動が行われるおそれ」がある場合には利用を不許可とする条項がある。市民団体などが当日、施設側に中止を申し入れたが、施設側は「中止を判断できない」として応じなかった。大村氏はこの対応について、「(展示内容が)分かった時点で中止を指示すべきだった」と述べた。

 政治団体側は施設側の事前の確認に対し、「ヘイトスピーチは行わない」と答えたため、県は施設使用を許可していた。大村氏は「法的手段が講じられるのかも含めて検討するよう指示した」とも話し、催しを開いた政治団体への法的措置も視野に対応を考える方針も明らかにした。

 一方、大村氏は「こういう活動をされる方々は故意にやってくる」と述べ、「どう防いでいくかは正直言って難しい課題で、いろんな方から知恵を頂きたい」と求めた。

 

 

■フェイク理由・ソースURL・その他

 当該団体の活動に賛同するものでは無いが・・・・

 

あいちトリエンナーレの「表現の不自由展」では、天皇陛下の御真影を焼いた上で足で踏みつけるなどのヘイト作品の展示を「芸術」「表現の自由」として擁護しながら、「移民反対」について「ヘイト」だと断じて展示を中止させようとするのは、ダブルスタンダードである。

 「表現の不自由展」においても、日本や日本人に対するヘイトだとされる作品については、日本人の税金から公費の投入まで行なっていたことまで、朝日新聞は支援していたことを忘れてはならない。「表現の自由」を守りたいなら、政治的立場を異にする相手に対しても、同等に対応すべきではないのか?


■参考記事

------------------  朝日新聞 2019.11.9

対象を入れ替えてみたら・・・・みごとなブーメランに

 

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 より良い社会を築くために多様な表現の場を守るべき国や自治体が、それとまったく逆の動きをする出来事が続く。

 

 ウィルあいちで開催中の催しについて、愛知県の大村秀章知事当日に施設側が催しを中止させなかった対応を「不適切だった」と述べた。在日外国人犯罪行為に触れた展示内容等を問題視したようだ。一部の人が「ヘイトスピーチ」と言い出し、市民団体などが抗議していた。

 

 民主主義の発展には、不都合なことも表に出して議論を交わし、考えることが大切で、権力は無用の介入をしてはならない――。そんな近代社会の基本を理解せず、芸術への尊敬を欠く国だと宣言したに等しい。

 

 国内では、在日コリアンを扱った作品の公開に待ったがかかった。

 

 市民団体などが当日、施設側に中止を申し入れたが、施設側は「中止を判断できない」として応じなかった。大村氏はこの対応について、「(展示内容が)分かった時点で中止を指示すべきだった」と述べたが、いずれもおかしな話だ。

 

 ウィルあいちの場合、政治団体側は施設側の事前の確認に対し、「ヘイトスピーチは行わない」と答えたため、県は施設使用を許可していた。催しでヘイトスピーチの事実があったわけではないし、ウィルあいちを含む県の各施設の利用要領には、「不当な差別的言動が行われるおそれ」がある場合には利用を不許可とする条項に違反しないならば開催させるのが筋だ。展示させないのは、気にくわない表現活動を力で封じ込めようとする勢力に加担するのと同じだ。愛知県も過剰反応は明らかで、こうした振る舞いが「事なかれ」の風潮を生み、社会の萎縮を招くことに無自覚すぎる。

 

 さらに気になる動きもある。

 

 大村氏は「法的手段が講じられるのかも含めて検討するよう指示した」とも話し、催しを開いた政治団体への法的措置も視野に対応を考える方針も明らかにした。

 

 「ヘイトスピーチ」という、いかようにも解釈できる用語には危うさがつきまとう。「あいちトリエンナーレ 『表現の不自由展』」に対し、「反日ヘイト」とされる作品の展示を擁護した直後だけに、現場に動揺と不信を広げた。撤回を求める。

 

 大村氏のダブルスタンダードな対応は多くの批判を浴び、河村名古屋市長から厳しく指弾された。

 

 一つひとつの動きに目を光らせ、それぞれの立場で声を上げることが大切だ。沈黙やあきらめの先にあるのは、市民的自由を失った寒々しい社会だ。