■検証記事
----------------- netgeek 2018.4.11
「首相案件」メモに報道ステーションが大喜びするも、国家戦略特区を指すと分かって終了
森友学園問題が終息したと思ったら、今度は加計学園問題の再燃。安倍首相の秘書官をしていた柳瀬唯夫氏が「本件は首相案件」と発言したというメモが見つかった。
報道ステーションは大喜び。
大きな横断幕で「首相案件」と表示する奇行に出る。当時は愛媛県と今治市の職員、学園関係者が首相官邸を訪問し、柳瀬唯夫氏と話す中で首相案件という言葉を耳にし、プロジェクトを前向きに進めたいという会話を行ったという。
これで野党は加計学園の設立はやはり安倍総理が友人の加計孝太郎氏を不正に優遇した結果であり、総理主導が明らかになったと勢いづく。
※ただし「不正に優遇」といえども違法性はなし
辻元清美議員は「官邸の地獄の釜が開いたぐらいの感じでしょうか」と強気のコメント。
飯島勲
「愛媛県とか地方自治体の勝手な判断(で首相案件と言うはずはないから)、僕は国家戦略特区と同義と判断しました」
反町理
「安倍政権の下で行う国家戦略特区、加計学園がこれに当たる。個別の案件に対して総理は口出しできないシステムになってます?」
飯島勲
「うん、あり得ないんですよ。途中過程で注文つけることも隙間がない」
見つかったメモは国家戦略特区を指しているだけであり何の問題もない。安倍総理の権限を拡大解釈するなら以下の膨大な数の案件も全て「首相案件」ということになってしまう。
--------------- 引用終わり
TBS「ひるおび!」でも、「首相案件」を特別なものにしたい政治評論家の伊藤惇夫氏が、取材に基づいて「申請窓口での対応」について解説する時事通信の田崎史郎氏に窘(たしな)められるシーンがありましたね。
▼ ネットのコメント
・取材した田崎氏と想像で話してる伊藤氏の差が見えますね。
・何の仕事でもそう。
省庁役所に許可申請すれば「ここが不備」「こういう風に改善してください」これが普通。
出す書類が多すぎて一回で受理してもらえないことが殆どのはず。
許可申請やってる人は誰だって知ってる。
田崎史郎「国は地方創生が重要課題で地方の意見を吸収しこーしたら良いと言うのは日常的」
— ブルー (@blue_kbx) April 11, 2018
伊藤惇夫「個別案件でこういう事をするのはあり得ない」
田「地方創生は全て個別案件で地方から要望きたらサジェスチョンはする」
伊「普通はしない」
田「僕が取材してる限りやってる」
一瞬で論破される伊藤 pic.twitter.com/9cWDqE7c78
■検証記事
------------------- zakzak 2018.4.12
「『首相案件』バカバカしいの一言だ」加戸愛媛前知事が激白 左派メディア報道は「憲法改正潰しの倒閣運動」
獣医学部誘致に尽力した加戸守行(かと・もりゆき)前愛媛県知事を直撃した。
「『バカバカしい』の一言だ。愛媛県が作成したメモ(備忘録)が本当だとしても、『それが何なの?』と思う。(『反安倍』勢力などによる)『最後のあがき』ではないか」
国家戦略特区での獣医学部新設を「ゆがめられた行政がただされた」と評価してきた加戸氏は、左派メディアによる加計問題報道の過熱ぶりに不快感をあらわにした。
2007~14年に構造改革特区制度で、学部新設の申請が15回も却下され、「岩盤規制」を痛感させられた苦い記憶がある。加戸氏が続ける。
「私も、安倍首相に2回、加計や今治の名前を出さずに獣医学部の必要性を直訴したが、反応はなかった。国家戦略特区が導入されて、今まで潰してきた官邸がアドバイスすることは、あり得る。正義感を持つ官僚なら、やりますよ。私だって官邸の人間だったら、やる」
(中略)
備忘録には、当時の柳瀬唯夫首相秘書官が15年4月2日に首相官邸で愛媛県側と面会し、「本件は、首相案件」と発言したとある。
加戸氏は「首相案件」の意味について、「安倍首相は国家戦略特区諮問会議の議長として、『スピード感をもって、岩盤規制を取り払ってもらいたい』などと発言している。官僚はすぐ、『首相案件』『首相の意向だ』と錦の御旗にする」と強調し、左派メディアが伝える「加計学園ありき」の構図を否定した。
加戸氏の批判の矛先は、学部新設に反対してきた勢力にも向き、加計問題の再燃を次のように結論づけた。
「日本獣医師会側の圧力によって、愛媛県や今治市の必死な思いがゆがめられてきた。その実態をただすべきだが、そうなっていない。はらわたが煮えくり返る思いだ。加計学園の話を安倍政権批判に直結させる報道は、『憲法改正を潰すための倒閣運動』と受け取られても、仕方ない」
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