朝日新聞「4千万円の宮内庁オープンカー、走行困難に」

■ニュースメディア

朝日新聞

 

■ニュースタイトル

「4千万円の宮内庁オープンカー、走行困難に」

 

■ニュース掲載・報道日

2018年5月1日

 

■フェイク理由・ソースURL・その他

朝日新聞が前川喜平の公演を聞き『意味のない講演。森友・加計の話ばかり』とTwitterで呟いた高校生に取材までし圧力をかけるような記事を書いてます。 

小川榮太郎さんへのスラップ訴訟

ファクトチェック(検証行為)は、情報の正確性・妥当性を検証する行為で、事実検証または事実確認とも呼ばれています。

公表前のファクトチェックは、情報公開の準備の一環として位置づけられ、文中の不備を解消し、また公表の基準を満たさない情報を却下する目的で行われます。(by Wiki)

 

朝日新聞には、ファクトチェックという概念がないのでしょうか?

■記事内容

-------------------  朝日新聞 2018.5.1
4千万円の宮内庁オープンカー、走行困難に

使用は2回

 

 28年前、即位後のパレード用に約4千万円で購入したロールスロイス社製のオープンカーが古くなり、走行困難になっていることがわかった。2回しか使われていないが、整備用の部品が手に入らず、宮内庁の車庫に眠ったままという。今回のパレードで新天皇、新皇后を乗せる車をどうするか。経費節減が求められる中、政府関係者は頭を悩ませている。

 1990(平成2)年11月12日午後、燕尾(えんび)服とローブデコルテに身を包んだ天皇、皇后両陛下はピカピカの黒いオープンカーに乗り、沿道の人たちに手を振った。昭和天皇の即位の時は馬車だったが、馬は不測の事態で制御困難になるリスクもある。警備上、より安全な車を使うことになり、当時の総理府が購入した。

 車はその後、宮内庁の管理下に入り、93年の皇太子ご夫妻のご成婚パレードでも使われた。だがその後、行事などで用いられたことはない。来年の代替わりで久々の「晴れ舞台」かと思いきや、管理する同庁車馬課によると「すでにメンテナンスのための部品が手に入らず、久しくエンジンをかけていない」。時々職員が車体を磨いているが、車検も通しておらず、公道を走れる状態にないという。(以下略)

■検証記事

-------------- 和田政宗オフィシャルブログ 2018.5.11

朝日「宮内庁オープンカー走行困難」報道は事実を削りすぎ

 

朝日新聞による「4千万円の宮内庁オープンカー、走行困難に」報道は、事実を削りすぎと判明した。

宮内庁に問い合わせたところ、すでに平成19年に自動車の抹消登録がされており、その後は「保存参考車」として保管されているとのこと。

再使用する予定はなく、新たな天皇陛下ご即位のパレードで、車両をどうするかは内閣府と協議が行われているとのこと。

朝日新聞の報道は事実を削りすぎており、誤解を生みかねないものだ。

■検証記事

---------------  clicccar 8th 2018.5.3

宮内庁のロールスロイス・コーニッシュは本当に修理できない?

 

朝日新聞は宮内庁で所有している1991年式ロールスロイスのコーニッシュⅢ(スリー)について「修理出来ず頭を悩ませている」というニュースを流した。クルマの知識を全く持たない人なら信じるかもしれないけれど、ロールスロイスといえば「壊れない」ことを伝統としてきた由緒あるメーカーである

真っ先に意見を聞いてみたのはロールスロイスを専門に扱っている『シーザートレーディング』の宮本代表。「この件でいろいろな人から連絡を受けています。結論から書くと、1990年と1991年のコーニッシュは生産台数が多く、部品もロールスロイスの中で最も豊富に出回っています」

日本に無くても、アメリカやイギリスに問いあわせれば必ずあるとのこと。また、シーザートレーディングで販売するロールスロイスの整備を受けているのは、かつて今回話題になっているコーニッシュそのものを手がけた人だという。「直せないということは100%無いと断言出来ます」(宮本代表)。

続いてロールスロイスの広報担当者にも聞いてみた。「現在のロールスロイスは2003年に設立されたBMW傘下の企業です。それ以前に生産された車両の修理などについて責任を負うことが出来ないことになっています。現在はベントレーが窓口になります」(現在ベントレーはVW傘下)。

以下、いろんなルートから調べてみたけれど、そもそもロールスロイスは顧客第一主義のため、全て個々の対応になっているという。特に今回問題になっているコーニッシュの場合、ユーザーが日本のロイヤルファミリーということで特殊。ただ「修理出来ない」などあり得ないことは皆さん口を揃える。

一方、大雑把な状況が何となく解ってきた。まとめると、2007年に宮内庁の車馬課はコーニッシュのオイルとガソリンの滲みを発見。コーンズから見積もりを取ったそうだ。その際、コーンズとしては常識的な金額を提示したところ宮内庁側が「少し高い」と判断。このあたり、宮内庁にも金銭感覚ある?

確かに車馬課所有の日本車と整備金額もずいぶん違っていたことだろう。そこで当面動かす予定も無いため車検を切った”らしい”。つまり「部品が無い」とか「整備できない」という理由でなく、単なる予算削減のためだったようだ。妥当な金額さえあれば、すぐ使える状態になる。

朝日新聞がどういった方向に持って行きたかったかは不明。「4000万円も出して2回しか使わずスクラップになりそう」という問題提起なのか、はたまた「違う車両を購入したいための下地作り」なのか理解出来ない。いずれにしろ修理出来ることはロールスロイスの詳しい皆さんが断言している。

前出の宮本代表のところには「修理代金くらい有志で集める。何とか出来ないのか」という声も届いているという。宮内庁のコーニッシュ、新しい天皇陛下のパレードに使うとか使わない関係無く、せっかく持っている車両なのだから稼働出来る状態にしたらいいと思う。