NHK「トランプはCNN記者にロシア疑惑を追求されて態度を豹変」

■ニュースメディア

NHK(日本放送協会)

 

■ニュースタイトル

ニュース7「トランプはCNN記者にロシア疑惑を追求されて態度を豹変」

 

■ニュース掲載・報道日

2018年11月8日

 

■フェイク理由・ソースURL・その他

 

典型的な切り取り報道による悪質な印象操作だ。トランプ大統領が怒った部分だけを放送して、トランプ氏は記者からの質問を受けない、もしくは都合の悪い質問を受けると取材拒否を行う大統領だと視聴者に植え付けようという悪質なフェイクニュースである。

■放送内容

---------------- NHK ニュース7 2018.11.8  

 

およそ1時間半続いた会見で、トランプ大統領がいらだちをあらわにしたのが、この問題でした。いわゆるロシア疑惑について質問した記者に激怒。ホワイトハウスはこの記者の取材のための出入りを当面、認めないとしました

■検証記事

---------------- FNN PRIME 2018.11.12  

CNN記者「あなたに挑戦したい」

その経緯は日本のマスコミでも詳しく伝えられているので省略するが、注目すべきは問題のCNNのジム・アコスタ記者の第一声だった。

「ありがとうございます大統領、私は大統領が中間選挙終盤で『移民キャラバンは侵略だ』と発言したことをめぐって貴方に挑戦したいと思います」

これに対してトランプ大統領は「私はそう考えている」と答えたが、アコスタ記者は「キャラバンは侵略ではありません。移住者のグループが中米から米国に向けて移動しているだけなのです」と反論して大統領に食い下がった。

 

大統領は「君と私は意見が違うということだ」と跳ね返したのに対してアコスタ記者はなおも大統領に議論を吹きかけ、うんざり顔の大統領が指示して女性の研修生がマイクを取ろうとした時アコスタ記者がその手を払ったのが「暴力行為」だったとして入構証を取り上げられたのだ。

ホワイトハウスの記者団は直ちに抗議声明を出し、マスコミの多くが大統領を批判したが、どちらかと言えばおざなりの抗議や批判のように思えた。

というのも、アコスタ記者はかねてホワイトハウスの記者会見で当局側に議論を吹きかけて会見を脱線させるようなことがしばしばあったからで、一時噂された記者会見のボイコットも忘れ去れた形になっている。

 

「記者は批判する相手に叩き返される棒を与えてはならない」

そうした中で、トランプ大統領に好意的なFOXニュースでも良識派として知られるベテランのクリス・ウォレス記者はツイッターで「アコスタの振る舞いは恥ずべきものだった」と批判し、後にテレビでも次のように語った。

アコスタ記者は質問ではなく議論をふっかけていた。彼は同じ質問を繰り返し他の記者の質問の機会を奪っていった。合衆国大統領は彼に「座れ」と言ったのに彼は拒否した。記者は結束しなければならないものだが、アコスタを支持する気にはなれない