テレ朝「モーニングショーでファーウェイ賛美」

■ニュースメディア

テレビ朝日

 

■ニュースタイトル

「モーニングショーでファーウェイ賛美」

 

■ニュース掲載・報道日

2018年12月21日

 

■フェイク理由・ソースURL・その他

「ファーウェイ」と「人民解放軍」との繋がりや、カナダで逮捕されたCEOが7つ以上のパスポートを持っていたことや、日本でファーウェイの機器から「余計な部品」が発見されたことは、「報道しない自由」を行使していますね。ファーウエイの公告なら「公告」と明示すべき。

 (※ 関連記事 ファーウェイ擁護のモーニングショー、ファーウェイのCM流してた)

■検証内容

------------------  nifty ニュース 2018.12.14

ファーウェイ社を過剰賛美?

『モーニングショー』の放送に猛批判

偏った放送のワケは… 

 

 

 14日放送の『モーニングショー』(テレビ朝日系)で、番組がファーウェイ社を過度に持ち上げるような報道をしたとして、視聴者の間で議論になっている。

 

 番組では、カナダで逮捕されていたファーウェイ社の孟晩舟副会長が保釈されたニュースを紹介。同氏がピザを取り、それを記者に振る舞おうとしていたこと、カナダ・バンクーバーの自宅から1000万円以上する車、キャデラック・エスカレードに乗り出かける様子を紹介する。

 

 さらに孟氏が「ロシアのプーチン大統領と同じ舞台に立った」などと賛美を連発。「なぜ捕まったのか」については、全く言及されることはなかった。

 

 そしてファーウェイ社の基地局をソフトバンクが排除した理由について、「本当は技術に優れているから使いたかった」などと幹部の話を取り上げ、スタジオに招かれた経済ジャーナリストも「技術が高い」「安くて良質」などと、ファーウェイ社を絶賛した。

 

 その後もファーウェイ賛美は続く。同社の新卒月収が40万円、平均年収1000万円であると紹介。開発環境が良く、東京ドーム27個分の敷地がある、専用の電車があるなどと紹介。「ファーウェイ社が抱える問題」や「なぜ孟晩舟氏が逮捕されたのか」などの疑問については、一切触れられることがなかった。

 

 視聴者が違和感を覚えるなか、話題終了後のCMで誰しもこの特集に至った“答え”を見つけたのではないか。直後にファーウェイのCMが流れたのだ。

 

 『モーニングショー』とファーウェイ社については、12日に「世界各国でファーウェイ排除が進んでいる」と話題にした際、玉川氏が「中国がアジアの覇権国になったとき日本はどうするんだ」と、中国寄りの発言をして炎上している。それが全て「スポンサー擁護」を目的とした発言だったとすれば、ジャーナリスト失格と言わざるを得ない。

 

 

 ファーウェイ社が高い技術力を有し、社員の待遇が良いのは事実かもしれない。一方で中国政府や人民解放軍と癒着し、スパイ行為、サイバー攻撃を可能とするためにインフラ構築していると疑われていること、孟副会長が詐欺容疑で逮捕されたことも全て事実。この件について全く触れることなく賛美し続けることは、放送法に定められた「放送の中立性」を満たしていないと言われても致し方ないのではないか。