アニメ『二度目の人生を異世界で』声優陣が一挙降板、
ヘイト発言が問題視
アニメ『二度目の人生を異世界で』の主要声優陣が降板を発表した。
『二度目の人生を異世界で』は小説投稿サイト「小説家になろう」に投稿された同名小説が原作。「世界大戦」に従軍して3000人以上を斬り殺し、のちに刀匠として人間国宝になったという主人公が死後に異世界へ転生、再び戦いに身を投じるというあらすじだ。
テレビアニメ版は10月から放送されることが先日発表されていたが、作者のまいんが過去に中国や韓国を侮蔑する発言をSNS上で繰り返していたことが指摘され、問題視されていた。これを受けて作者は6月5日に自身のTwitterにて過去の発言および作中の表現を謝罪。「小説家になろう」にて該当箇所の公開を停止し、書籍版の修正が実施可能か出版社と相談するとしているほか、ツイートを削除し、後日Twitterアカウントを削除すると表明している。
降板を発表したのは主人公・功刀蓮弥役の増田俊樹、シオン=ファム=ファタール役の安野希世乃、ローナ=シュヴァリエ役の中島愛、創造主役の山下七海。メインキャストとして発表されていた声優陣が全員降板する事態となった。後任のキャストは発表されていない。
-----------------識者コメント
もともと作品もちょっとアレな感じだったようですが。
それにしても、声優たちの集団行動や出版中止はやり過ぎでしょう。誰かが糸を引いています。
Twitter内でも賛否両論ありますが、問題は作者のヘイト・スピーチを理由に、出版停止・アニメ中止になったことです。
アニメ企画が中止になると言うことは、数億の投資が無駄になると言うことであり、その結果、出版業界やアニメ業界が作者を政治的立場で選別する傾向が高まりました。
------ HARBOR BUSINESS Online 2018.6.8
『二度目の人生を異世界で』だけではない。
ネット小説登竜門サイトに見られるネトウヨ的傾向
10月にアニメ化が決定していた人気ライトノベル『二度目の人生を異世界で』が、放送中止になった。原因は、原作者まいん氏のTwitterでの中国・韓国へのかなり直接的なヘイトスピーチ。過去のツイートだけではなく、本作の主人公の設定で、日中戦争時における残虐行為を想起させる部分などがあったことも炎上を呼ぶ結果となった。
これを契機に、作品の政治性を問われ炎上し、声優の降板のアナウンスに続いて、アニメも放送中止になった。
原作者まいん氏は、この件を受け不適切な表現があったと謝罪、原作小説についても「自らの拙い文章表現と軽率な発言により、不快感をを与える文章となってしまっている(原文ママ)」ことを認めた。また、原作小説についても出版元のホビージャパンは刊行された計18巻を出荷停止にすることを決めた。
この一連の事件を受け、ネットでは、「ヘイトスピーチだから当然」から、「創作物の出荷停止まで行くのはやりすぎ」までさまざまな意見が出ている。
日本共産党は2006年6月24日の「しんぶん赤旗」の「50年代、米国内の「赤狩り」 どう考えますか ?」という記事の中で、
「個人の思想調査や、政治的立場を理由にした職場からの追放、共産主義者と思われる知人の名前を明らかにすることの強要などは、明らかな人権侵害です。このような行為が、個人の尊厳を土台とする民主主義の原理に反することは明白であり、対象となっている人物が共産主義者であるか否かにかかわらず、許されるべきものではありません。」
と述べていますが、ヘイト・スピーチだけでなく作品の政治性を理由とした発禁や制裁は明らかな人権侵害には当たらないのでしょうか?
アメリカの「赤狩り」は、ソビエト連邦の工作組織であるコミンテルンによって膨大な犠牲を強いられた対日戦争に引き摺り込まれ、さらに原子爆弾の設計図などの漏洩など多くの共産主義者によるスパイ事件に起因するもの(※ リンク先参照)であり、少なくとも今回のような政治信条・政治的指向だけを理由としたパージではありません。
アメリカの「赤狩り」を明らかな人権侵害というなら、今回のアニメ中止・出版停止はそれ以上に民主主義の原理に反する明らかな人権侵害とみなすべきだと考えます。
作者のヘイト・スピーチを理由とした出版停止・アニメ中止の影響の一つが、青林堂の連載中止です。
--------------- 業界関係者とのやりとり
業界関係者
「朝鮮部落」の文字を『作者が「朝鮮◯落」としなければ通じない』と、青林堂の提案した「朝鮮〇〇」への変更を拒否したためとされていますが、ふつうそのくらいで連載中止にはなりません。
他に原因があるのを、台詞の変更拒絶をきっかけにしているわけです
ただ、それの原因は明確に見えてきません。
要するに、こうしたヘイト案件はもう青林堂もなるべく避けたい、という空気なのです。
坂倉
つまり、アニメの場合は在日系声優が所属する声優事務所自体が原作者のヘイトスピーチに対する言論弾圧として行った直接行動によるもので、青林堂の方は青林堂が勝手にヘイトによる攻撃を恐れて作者を切った予防行動と考えて良いでしょうか?
「アニメ騒動の余波」と考えるのが妥当でしょうか?
業界関係者
そうですね、余波だと考えられます
劇団系の人たちに声優は影響されているので、左翼が結構多いのです。
(※ ここでの「左翼」は「国家の主権を弱め、世界常識に目を瞑って理想論を掲げる日本的左翼」のことを指します。)
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YouTubeによる公告不掲載による締め付けなど、表に出ない形での「言論弾圧」がジワジワと拡がっています。
[追記]
劇団や映画人などにいわゆる「左翼」と呼ばれる方が多いのは事実な様ですね。北朝鮮による拉致被害者奪還を訴えるポスターにボランティアで参加された俳優の故津川雅彦氏も、芸能関係者に左翼系の方が多い旨証言されています。テレビ出演している映画人で右翼って、ほとんど見たことないですものね。
---------------- ニコニコNews ORIGINAL 2018.1.11
「日本の映画人は左翼が多くてアメリカから学ぼうとしない」
津川雅彦氏が日本映画界に提言
津川:
だめですね(笑)。何がだめかっていうと、映画配給会社が映画を作っている人たちを儲けさせないっていうシステムになっているんですね。それが映画の発展を阻害しています。それともう一つは、日本の映画人は左翼が多くて、アメリカが嫌いなんです。
彼らはアメリカから学ぼうとしないのですが、実はアメリカの映画、ハリウッドの映画がやはり一番娯楽映画として優れてできているんです。なぜ左翼が多いとだめかというと、芸術映画を撮りたがるんです。「スター・ウォーズ」シリーズも「007」シリーズもなかなか面白くできていますよ。ハリウッドというのは基本的には、人種が雑多なんです。つまり言葉でしゃべったって、なかなか通じない。画で見せなきゃだめだということ。
日本語でしゃべっていても、画で見せることができたら内容が全部わかる。ハリウッドはこれでやっているんだと思いました。今、アニメが世界で「クールジャパン」といわれているのは、画で見せることができているからです。これさえ外さなければ、世界の市場を席巻できるんですよ。
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滝山一揆 (日曜日, 27 9月 2020 01:57)
過去の発言に溯って断罪されているみたいですけど、その過去の発言がヘイト規制が法制化された後でも発言であれば原作者の軽率な行動として原作者を非難し処罰するのもやむを得ないとは思うけど、ヘイト規制前の発言を蒸し返されてしょばつされたのだとしたら、どこかの国と同じように終わりがなくなってしまいます。
殺人事件や詐欺事件など深刻な社会的事件というわけでもないのだし、この手の犯罪であれば当然時効もあるでしょう。時効が過ぎている発言、その犯罪を処罰する法律が制定される前の犯罪などについては処分すること自体が過ちのように感じるのは異常な考えでしょうか?