上念司(経済評論家)
新聞には嘘しか書いてない。まさに、このフェイクニュースを見てそう思った。
昨年1月に沖縄の米軍基地反対運動について伝えた東京メトロポリタンテレビジョン(MXテレビ)の「ニュース女子」に批判が出ていた問題で、MXが番組の放送を今春に終えることを決めた。事実上、放送を打ち切ることになる。関係者が朝日新聞の取材に明らかにした。
朝日新聞 2018年3月1日
まるで『ニュース女子』という番組が打ち切りになるかのような書きっぷりだ。しかし、事実は全く違う。
もともと、『ニュース女子』はDHCテレビが制作し、全国の地上局に販売、再送信されているコンテンツだ。
東京MXテレビはその数ある地方局の1つであって全部ではない。
MXでの再送信が終わることと、番組そのものが終わることは全くの別問題だ。
私は出演者の一人だが、4月以降の収録スケジュールも出ている。また、制作会社からの説明によればネットや他の地方局での放送も続くとのことである。
数秒で裏が取れる話をなぜわざわざミスリードするような書き方で記事にしたのか。
それほど、この番組で取り上げた沖縄に関する放送内容が、彼らにとっては痛撃だったのだろう。
上念司「ニュース女子の報道について事実誤認がある。打切りは15局ではなく17局。放送を止めた局の中にテレビ山口があるが今も放送中。放送中の局も大分放送・テレビ山口が抜けてる。訂正を」
— DAPPI (@take_off_dress) June 22, 2018
朝日広報「現場に指摘を伝えます」
上「正確な報道を心掛けて下さい」
誤報を指摘されても謝罪をしない朝日 pic.twitter.com/klYoguF87M
---------------- 毎日新聞2018年3月8日
放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会(委員長・坂井真弁護士)は8日、東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)のバラエティー・情報番組「ニュース女子」について、市民団体「のりこえねっと」共同代表の辛淑玉(シン・スゴ)さん(59)の名誉を毀損(きそん)する人権侵害が成立すると認め、MXに再発防止の努力を一層重ねるよう勧告した。勧告は人権委の判断としては最も重い。
------------------ BPO(放送倫理・番組向上機構)の裁定とその根拠とされるもの
放送された内容で以下の3点について問題があると指摘した。
・救急車の現場到着が大幅に遅れたケース自体が見当たらないこと
・少なくとも、番組で示された茶封筒などは、基地建設反対派が誰かに日当をもらって運動しているという疑惑を裏付ける証拠とは言いがたいこと
・取材VTRで反対派が「敵意をむき出しにしてきて緊迫した感じになる」などと述べて、危険な行為を行っていると印象付ける放送内容には、裏付けとなるような客観的な事実が認められないこと
𠮷田嘉明(DHC会長)
今、問題になっている放送倫理・番組向上機構(BPO)についてですが、まずこの倫理という言葉を辞書で調べてみると「善悪・正邪の判断において普遍的な基準となるもの」(「大辞泉」)ということになっています。そもそも委員のほとんどが反日、左翼という極端に偏った組織に「善悪・正邪」の判断などできるのでしょうか。
沖縄問題に関わっている在日コリアンを中心にした活動家に、彼らが肩入れするのは恐らく同胞愛に起因しているものと思われます。私どもは同じように、わが同胞、沖縄県民の惨状を見て、止むに止まれぬ気持ちから放映に踏み切ったのです。これこそが善意ある正義の行動ではないでしょうか。
先日、情報バラエティー番組『ニュース女子』の問題に関して、朝日新聞が「放送の打ち切り決定」というニュースを大々的に流したようですが、『ニュース女子』の放映は今も打ち切ってはいません。これからも全国17社の地上波放送局で放映は続行します。
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