ラジコ(rajiko)

ラジコ(rajiko)とは、インターネットでラジオを聴くことの出来るサービスです。

特筆すべきは、既存のラジオの配信地域の枠を超えて、全国のラジオ番組を受信出来るサービスがあることです。

以下、Wikipediaの記述より引用します。

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「radiko.jp」は、日本のラジオ放送をインターネットで同時にサイマル配信(ライブストリーミング)する、IPサイマルラジオ(Internet Protocol simulcast radio)サービスである。

 

このサービスが開始された背景としては、

 

・ラジオ放送局の放送エリア内において、以前は良好な受信が可能であった地域が、高層建築物やモーターなどの雑音源増加で受信環境が悪化していること

・歯止めが掛からない一方の聴取率の低下(特に若年層)

・地形などの関係で元々難聴地域がある

・都市化などの様々な要因で受信障害が増えたことでラジオ受信機自体が減少傾向である

・聴取者と広告費の減少による経営環境悪化でラジオ局が窮する状況になった

などラジオ業界が抱える諸問題が挙げられる。

その対応・打開策として、インターネットのIP通信を利用し、地上波ラジオ放送と原則同じ内容をサイマル配信するサービスが考案された。「IPサイマルラジオ協議会」として2010年3月15日から実用化試験配信を行い、翌12月1日、在京・在阪民間放送局と電通の計14社で「株式会社radiko」を設立し本格運用を開始した。

 

開始当初は在京・在阪の一部局のみが参加していたが徐々に増加、2012年4月にはラジオNIKKEI・放送大学が全国配信を開始し、聴取エリアが全都道府県に拡大。都道府県域のローカル配信は、2018年2月1日時点で46の都道府県を対象に93局が行っている(以下「基本サービス」と記す)。

また、2017年10月2日から2018年3月30日まで、NHKと民放連との共同ラジオキャンペーンの一環として、関東広域圏など一部地域を対象に、実験的にNHKのラジオ放送をradikoで期間限定で配信することが決まっている。

 基本サービスは、ユーザーのIP情報やGPS情報を基に地域判定を行い、地域ごとの放送局を無料配信している。基本サービスの地域制限は、ラジオ放送の広告形態の問題からかけられているが、2014年4月からは加盟局を全国で聴取可能とする有料サービス「radiko.jp プレミアム(エリアフリー聴取)」も開始され(以下「radikoプレミアム」と記す)、フリーミアムサービスに移行している。電波によってリアルタイムで受信出来る地域でも放送対象地域外の場合はプレミアム会員となってエリアフリーを申し込む必要がある。

今後、radiko本体は全民放ラジオ局の参加を目指すとしているが、未配信の放送局の中にはradikoサービス自体に否定的な局や、経費上の都合から不参加の局も存在している。

 

AM放送についてもラジオチューナーの問題点としてあったノイズの問題が解消されており、着うたフルと同等レベル(HE-AAC48kbpsのステレオを採用)の音質で聴取できる。

 

なお、非会員・プレミアム会員を問わず、録音機能サービスは現在まで提供されていない。radikoで放送される番組音源を録音するにはライン出力により別機器で録音を行うか録音のためのソフトを別途用意する必要がある。radiko公式では2016年10月11日より放送番組を最大7日前の番組から再生出来る「タイムフリー聴取」機能を実証実験として追加している。また、日本国内限定サービスとしている事から、海外ではプレミアム会員でも聴取出来ず、公式サイトの会員設定ページにもアクセス出来ない仕組みとなっている。